2011/05/20

子連れ旅行のヒント【飛行機】

コドモと飛行機なんて大変だと思うかもしれませんが、案ずるより産むが易し。想像よりも案外楽なんです。むしろ、航空会社も飛行場のスタッフもフライトアテンダントも、積極的に声をかけてくれるし優先してくれるしとても親切で、大人だけで旅行するときとはまた違ったサービスをみることができます。困ったことがあれば、遠慮せずに聞いてみてください。結構、必要なものが用意されていたりするものです。また、手が必要な場合も協力を仰ぐと、手伝ってもらえることも多いと思います。

私の経験を元に2歳までのコドモと飛行機に乗る場合のことを、まとめてみようと思います。


<いつから飛行機に乗れるか?>
ほとんどの航空会社は、国内線、国際線とも、生後8日からだと思います。ムスメは生後3ヶ月で国際線にのりました。


<コドモの運賃>
国内線は3歳まで無料。
国際線は2歳までは大人の料金の10%。無料の場合もあるみたいですが、その際は「子供用の荷物」という枠がなく、子供と2人でも1人分の荷物しか預けることができません。逆に子供料金として10%支払う場合は、大人1人分の荷物以外にバギーや大人分の半分くらいの荷物をのせることができます。

航空会社によっては、コドモの運賃は10%でもサーチャージをフルでとるところもあります。そういう場合は、オトナの運賃はA社が安くても(コドモのサーチャージがフルなため)、オトナとコドモの2人分になるとB社の方が安い、ということもあります。航空チケット探し出したら、調べた航空会社がコドモの運賃をどのように設定しているか確認をしましょう。

2歳までという期日に関しても、航空会社で若干違いがあるようで、2歳の誕生日までにフライトを予約して発券していれば、復路が2歳の誕生日を過ぎてもいいという場合もあるみたいです。往復でのフライトで復路が2歳の誕生日を過ぎる場合は、航空会社に確認した方がいいと思います。


<預けれる荷物>
国際線で幼児運賃を払った場合、バギー(ベビーカー)と通常の大人の半分くらいの荷物を預けることができます。国内線でもバギーは預かってくれます。チャイルドシートも無料で預かってくれました。


<バシネット>
フライトを予約した際に、バシネット(ベビーベット)を予約しておくと、乳児のためのベットを席の前に取り付けてくれます。(バシネットの写真は、下をみてくださいね)

取り付けることのできる席は限られています。(小さな機種など)飛行機の機種によっては、取り付けることのできないものもあります。取り付けることのできる席は、前にシートがない中央の一番前の列だけだと思います。そのために、ジャンボでもバシネット利用可能な席は限られているので、フライトを予約したらすぐにバシネットも予約する事をおすすめします。(私はバシネットのオーバーブッキングというのを経験しました)

バシネットは、離陸、着陸態勢のときは使用することができません。水平飛行になったらフライトアテンダントが取り付けにきてくれます。(それまでは抱っこしておくことになります。)

バシネットを利用できるのは乳児から(バシネットのタイプによって)10Kgー13kgくらいまでの幼児です。バシネットを予約した際に、体重を聞かれたこともありました。


<機内の中>
トイレ ー バシネットを利用する場合は、多分一番近いトイレはおむつ台があるトイレの可能性が高いと思います。オムツ台は簡易なものもあるので、下にひくバスタオルを持っていてもいいと思います。※ お客さんが少なくても、トイレ以外のところでオムツを替えるのはマナー違反だと思います。

長距離の離乳食やミルク ー ベビーフードは飛行場の手荷物検査のところで(セキュリティのために)中身を味見させられた、という話しも聞いたことがあります。長距離のフライトの場合、予約しておくと、機内で離乳食を用意してくれる航空会社もあると思うので、確認してみるといいと思います。また、ミルク用のお湯も機内でもらえます。

気圧の変化 ー 離陸と着陸のときは、機内の気圧が変わります。このとき、大人は無意識で自分の(耳の)気圧を抜いているのですが、赤ちゃんやコドモはうまく調整することができません。(そのために、離陸や着陸のときに泣いている赤ちゃんや子供は多いと思います。)気圧を調整できない赤ちゃんや子供には、おっぱいをあげたり、おしゃぶりをくわえさせたり、飲み物をあげたり、飴をなめさせたりして、顎を動かすとうまく「耳抜き」ができます。

飛行機の音 ー うるさいのではないかと思いますが、飛行機のエンジン音は赤ちゃんがおなかの中にいるときに聞こえる音に近いらしく、赤ちゃんが小さいほど安心して寝る事が多いと聞きました。生後3ヶ月の(昼間は全く寝ない)ムスメも、時間帯にかかわりなく、飛行機の中ではよく寝ていました。

コドモが退屈したら ー 音がでないおもちゃなどをあらかじめ用意しておくといいと思います。長いフライトのときは、時々気分転換に機内をお散歩するのもいいと思います。また機内に絵本など用意されているときもあるので、フライトアテンダントに相談してみるのもいいと思います。



<フライトの時間帯が選べる場合>
夜便にする方が子供は寝るようです。



<飛行場まで荷物が多く、また公共交通機関を使って行く場合>
スーツケースなどの荷物を持って、空港まで子供を抱えていけないような場合は、機内に預ける荷物を数日前に作って、バギーなどと一緒に宅配便で送って、空港で受け取る方法があります。当日は機内持ち込みの荷物を持って、子供は抱っこ紐などにいれて連れていきます。空港に着いたら、すぐに航空会社のバギーを借りる事ができます。

成田空港へ荷物を送る場合:こちらをご覧ください

荷物を預かってくれるカウンターは、1日いくらという料金だったので、出発のあまり前に送ってしまうと、余計な料金がかかります。出発当日に荷物が到着するのも出発の時間までに届かないかもしれないので、1日前に届くように日にち指定することをおすすめします。羽田や他の国内の空港では利用したことありませんが、同じようなサービスがあるかどうか、宅配業者に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。



【ムスメの例】

<生後3ヶ月> ロンドンー日本
料金:大人の10%
ムスメの荷物:バギー、乳児用チャイルドシート、10kgの荷物
バシネット:予約してコンファームをもらっていたのですが、当日になってバシネットがオーバーブッキングされているということ。

ムスメのバギーは、トラベルシステム(多機能ベビーカー)で、本体と乳児用のチャイルドシートがセットになっています。その乳児用のチャイルドシートを持ち込めるなら、バシネットじゃなくてもいいと伝えました。機内で使用するには「欧州安全基準」に適合していないといけないらしいのですが、ムスメのは適合していたので乳児用のチャイルドシートを利用することに。そんなに客数が少なくはなかったけど、予約がとれていたバシネットを辞退したので、3席全部使えるようにしてもらって、広々と使えました。

バギーも機内に乗り込む直前まで、ムスメのものを使用する事ができて、ムスメのオムツや着替えがはいった機内持込み用の荷物もバギーにのせることができたので、飛行場での移動はとても快適でした。

機内に乗るときも、一般のお客さんの前に搭乗できます。そこで、バギーを預かってもらい、乳児用のチャイルドシートにはいっているムスメを抱えて席までいきます。

こんな感じで、乳児用のチャイルドシートのまま席にいるムスメ。いつもムスメが使っているものだし、この方が落ち着いたのではないかと思います。

<生後6ヶ月> 日本国内線往復(ANA)
料金:なし
荷物:バギー、乳児用チャイルドシート
バシネット:予約

ムスメのバギーは他の荷物と一緒に預けてなければなりません。(飛行場内で使用するのは)航空会社のベビーカーです。

これがバシネットです。

私は、いつも離陸と同時におっぱいをあげます。それで耳抜きとなります。その方がムスメも落ち着くと思うし、とくに小さい頃は離陸の際におっぱいをあげたら、そのまま寝てしまい、水平飛行になったらバシネットにいれておわり、という感じでとても楽でした。


ほら、すやすや〜〜〜。


<生後11ヶ月> 日本国内線往復(ANA)
料金:なし
荷物:バギー、乳児用チャイルドシート
バシネット:予約

1歳近くになると、ベビーカーでもじっとしてないし、

バシネットの中でもじっとしてなくて、結局バシネットの中ではほとんど寝ませんでした。



<1歳10ヶ月> 日本国内線往復(JAL)
料金:なし
荷物:バギー、(車用の)チャイルドシート
バシネット:予約なし

ANAもJALも基本的にはサービスは変わりません。飛行場内では、航空会社のベビーカーを使用。機内ではおもちゃが1つ選べます。

今回はもうバシネットは予約しませんでした。

お隣は空いているということだったので、ムスメも1人で席に座りました。

じっと座ってられなくて、お昼寝もせず、これまでの中で一番大変でした。


暇なので、シートベルトの付け方、外し方を教えて、何度もやっているところ。


友達の車で寝ていたムスメ、そのままチャイルドシートごと車から降ろして運ばれているところ。あまりちゃんと目が覚めていません。

横浜の友達はチャイルドシートなんて持っていません。最初はレンタルで探していたのですが、1週間のレンタルっていうのはなくて(あっても割高)、ヤフオクなどで安く買おうかなとも思ったのですが、結局うちにある2台のうち1台を送ることにしました。宅急便で送るのも、荷物の超過料金もあまり変わらないかなと思って、持ち込むことにしたら、あら、なんと、子連れだとチャイルドシートは無料で預かってくれるんです! 子供の運賃も無料なのに、荷物は結構預けることができて、早く搭乗できるし、機内ではおもちゃももらるし。コドモってお得!


乗る前は、コドモと一緒に飛行機なんて大変そうと思っていたのですが、やってみると、実に多くの人にいろいろと手伝ってもらったり、話しかけられたりと、席のお隣の人がコドモと遊んでくれたり、1人じゃできない経験をしています。子連れの旅もいいものです。


質問などあれば、お気軽にコメントやメールくださいね。ワタシでわかる範囲でお答えします。




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